八雲のお社
Yakumo Shrineかつて朝霞の栗園の小高い丘に佇んでいた八雲のお社。
栗園の人々は、毎朝、作業の安全と栗の収穫を祈願していました。
しかし、陸軍の軍用地として栗園が差し出されることになり、土支田八幡宮境内地に遷座されました。
以降この地にて年月を過ごしてきましたが、損傷がひどくなり手を加えることになりました。
覆屋は、土台・柱・梁・扉など、できる限り既存の材料を再利用して改修し、壁板や野地板には杉、八雲社殿が乗る床には檜を使用しました。
佇まいはそのままに、時間と共に新しい素材が既存の素材と同化し、馴染んでゆくように心がけました。
- 所在地
- 東京都練馬区
- 主要用途
- 社
- 建築面積
- 3.31m2
- 構造規模
- 木造平屋