吉祥寺の長屋 再訪

, 2016.03.13

竣工後、約7年ぶりに吉祥寺の長屋を訪問しました。

建物の外周りに植えた植物は成長し、アプローチにも植物が増えていました。

中に入ると、玄関から3階のリビングまで続く階段室の棚には沢山の本や写真が並び、廊下の照明器具には施主のご長男が流木と貝殻でつくった(小学1年生の作品とは思えない!)飾りつけがなされ、家族のギャラリーのよう。設計時に、階段をただ通るだけの場所にするまいと、検討を重ねて階段と一体化した棚を設けた甲斐がありました。

室内外のあちこちに置かれた植物は青々として、近所で購入されたという家具はセンス良く、子供部屋は楽しげで居心地よさそう。建築は家族の生活によって多彩に彩られることを改めて感じました。

自分たちの設計した建築に、このように惜しみなく愛情が注がれ、思い描いていたよりも生き生きとした様子を見るのは建築家として嬉しいかぎりです。

おいしい食事もいただき、楽しいひと時を過ごさせていだきました。